Thursday, May 17, 2012

和食 vs 洋食








英語版を書いていたときはお昼ご飯間近でしたが、日本語版を書いている今は丁度夜ご飯を終えた時間です。
食べ物。
料理をするのは、とても楽しいです。
美味しいレストランやお気に入りのお店を探すのもとても楽しいですよね。

日本の食べ物は世界中の色々な食べ物を見てみても、独特な部分があるように思います。
日本では一般的な認識として、和食と洋食がありますよね。
そして東南アジアや韓国、中国などの食べ物もすっかり生活にとけ込んでいるように思います。

現在わたしの暮らすドイツでもそうですが、やはりアジアの食材を買うにはアジアのスーパーに行かなくてはならないという不便な点があるのが海外生活の現状です。
先週は海外生活で初めて納豆を購入してみました。
日本では見たことのない商品でしたが、4パックで3.2ユーロと物価の安いベルリンでは結構な高級感のある買い物になってしまいました。
しかし、背に腹はかえられません。と自分に言い聞かせます。

それはそうと世界三大料理と言われるフランス料理、中華料理、トルコ料理。
中国料理を除いては、どれも実際その国に行ってある程度試した事がありますが、旅の醍醐味のひとつはその国や地域の食べ物事情にもあると思います。
トルコではヨーグルトやオリーブ、羊肉のお料理がとても美味しかったのを覚えています。
そして、フランスではバゲットやペストリー、様々なお菓子に目を奪われます。
バターや乳製品の味もどこがどうとはうまく説明できないのですが、美味しいです。
家族や友達とみんなで食べるご飯は勿論、好きな食べ物はひとりで食べても十分楽しめますよね。

ここ数年で、すごく「日本食」が世界中に広まったと思われます。
数年前には見かけなかった街にも、お寿司屋さんができたり、お箸を使える外国人が増えていたり。
よく海外で見かけるお店の中には、寿司+タイ料理だったり、寿司+ベトナム料理だったり兎に角何でも寿司とミックスされがちです。
最近ハンガリー人の友達に寿司は日本だけの食べ物じゃなかったんだねと言われました(苦笑)

でもそんな寿司好きの彼らの中には驚くべき偏見を持っている人が多くいます。
日本人が寿司を毎日のように食べていると思っていたり、外国の食べ物が日本にはないと思っていたり。
わたしは見た目や味も含め、外国で食べる「日本食」が好きではありません。
お寿司は新鮮さや、ネタの切り方などにもちょっと気になってしまう点がありますし、何よりも怪しい巻き寿司が多過ぎます。(好きな方、すみません...)
神経質すぎるのかもしれませんが、外国人がお醤油をお皿に並々を注いで、その中にお寿司をどっぷり浸して食べているのを見ただけで、何か複雑に気分になってしまいます。

お寿司だけが日本の食べ物ではない、という事で海外暮らし中の楽しみのひとつ、ホームパーティでわたしは今まで何回がお寿司以外の日本食も紹介してきました。
オーストラリアでは、お好み焼きやお蕎麦、うどん。
そして今回ベルリンでは餃子パーティを開きました。
前回も友達と餃子パーティを開いたのですが、今回は準備も献立考案も全部ひとりで頑張ってみました。
アジア食材をはるばる買いに行ったり、3回も買い物に行ったりと大変でした。
でもその分、皆が喜んでくれたのがとても楽しかったです。

日本食を外国人用に準備する時には、気をつけないといけない事が幾つかあります。
それは宗教の問題だったり、考え方だったりしますが、所謂ベジタリアンや卵や乳製品を一切口にしないビーガンもたくさんいたり、普段日本食で当たり前のように使っている鰹や煮干しなど、そして宗教によっては豚がだめだったりするので、日本では頻繁に食卓に出て来る豚肉にも注意をしないといけなかったりします。
でもそういう人にも日本食を知って欲しいので、昆布や椎茸で出汁をとったり、ゼラチンの代わりに寒天を使ったりして工夫します。
日本の食べ物を見慣れない外国人が、ちょっと気後れしてしまうひじき煮や餡も出してみました。
初めて口にするものに対する感想を聞いたり反応を見るのも楽しいですが、何より皆が食べ物を楽しんで笑顔になってくれるのが一番嬉しく有り難い事です。


参考までに、今回の餃子パーティのメニューを紹介します。
餃子(野菜餃子、豚肉入り餃子)
金平コールラビ(こちらの牛蒡はちょっと水分が多いのでコールラビを代用)
オクラのねばねば大根サラダ
かぶの浅漬け
きゅうりの酢の物
なすの変わり焼き3種(ねぎ味噌、ピリ辛じゃがいも、大根おろし)
ミニおにぎり(手作りかぶの葉のごまふりかけ入り)
青梗菜炒め
緑茶ゼリーと粒あん




残念な事に外国ではよくフィッシュ&チップスのように新鮮なお魚も分厚い衣をつけて揚げられがちです。
でもこの間、ベルリンで久しぶりに美味しい焼き魚を食べる機会がありました。(ドイツ語)

今まで色々な国と地域を旅してきましたが、あまり現地の食べ物の写真を撮っていなかった事に気付きました。
これを書くにあたって、食べ物の写真を探し回りやっと少し見つけました。後悔。
先月日本に帰った時には、ベルリンの友達のためにご飯の写真を撮る事を日課にしていたのですが。
今度からもう少しだけ、旅中の食べ物を写真で残していこうと思います。


でもやっぱり、美味しい料理に欠かせないのは愛情なんですかね。
食の国、イタリアでも日本と同じように、「男心を掴むには、胃袋を掴め」という意味の言葉があるようです。
大変勉強になりますね。はい。




この場を借りて、わたしが日本で好きなお店を何軒かご紹介。
日本はやっぱり美味しいです。


沖縄食堂やんばる
http://r.gnavi.co.jp/p653700/


中目黒にあるカラカッタ(インドカレー)
http://r.tabelog.com/tokyo/A1317/A131701/13003165/


わたしのラーメンの原点のひとつ元気一杯
http://www.whistle-miyoshi.co.jp/genki/


最近一番のお気に入りサプナ(インドカレー)
http://sapna.web.fc2.com/


中目黒の蔵(イタリアン)
http://www.kura-jp.com/


ハワイ発のクアアイナ(ハンバーガー)
http://www.kua-aina.com/


友達とよく行くお寿司屋さん
http://www.tamasushi.co.jp/



写真、
左上: 自作キャラ弁、エヴァンゲリオンの綾波さん(日本)
右上: 宮崎の郷土料理(宮崎空港内の夢かぐら
中央: サラダを食べた後。食べ物で遊んでいるわけではありませんのであしからず(日本)
左中央: 毎日幸せだった豪華な賄いご飯 (バンクーバー)
右下: なかなかいけた郷土料理(ストラスブルグ)
下中央: モロッコ料理の定番タジン(マラケシュ)


No comments:

Post a Comment