わたしは日本語が好きです。
とても繊細な言葉なので喋るのは苦手なのですが、日本語の面白さは読み書きにもあるのではないかと思います。
数日前に日本食パーティを開きました。
友達の何人かが日本語を勉強した事があったり、現在進行形で勉強している子がいたので自然と「外国人から見る日本語」の話題になりました。
日本語を勉強する事がどれだけ長く厳しい道のりかを淡々と語る皆。
そして友達の一人がある事について聞いてきました。
「それぞれ漢字、平仮名、片仮名で同じ単語が書いてあっても、その単語から受ける印象が変わるって本当?どういう風に違って感じるの?」
実際「日本語」についてよく知っている人は、日本に行った事がある人や特別に興味があったり、勉強した事がある人に限られています。
日本語が3種類の文字を使う事もわたしの経験からは、知らない人がたくさんいるように思えます。
時々、それを知った人が「なぜ3種類も必要なの?」と理解できないといった感じで質問してきます。
他所の言語は、大体1つのアルファベットで成り立っているわけですからそう思われるのも不思議じゃないのかもしれませんが。
わたしたち日本人にとっては、その質問の方に考えさせられてしまいますよね。
うーん。なぜと言われても... ちょっと一言では答えにくい質問です。
理由も歴史的背景も文法的な事もあると思われるので、今回はこの話は抜きにして...
でもここでちょっとだけ普段使っている日本語の事を知るのも大切な事かもしれません。
ひらがなやカタカナに比べて、比較的に漢字の認知度は世界的にも高いかと思われます。
少なくとも、おおまかなイメージは持っていてくれていると思います。
実際、漢字に魅了されている外国人もたくさんいて、よく漢字でタトゥーをしている人も見かけますし、名前を無理矢理当て字の漢字で書いてと頼まれたり... まあ善し悪しは別にして様々です。
悲しいのは、折角タトゥーをしたのに漢字が微妙に間違っていたり、明らかにおかしい漢字が使われていたりする事ですよね。
時々笑いそうになったり、写真を撮りたい衝動に駆られますがそうもいきません。
難しいです。
では話を戻して。
すごく個人的なのですが、わたしがそれぞれの文字に持つイメージを挙げてみたいと思います。
皆さんはどうですか?同意できたり、全く違ったりするかもしれません。
色々な人の持つイメージを近々聞いてみたいなと思います。
思いつきで書いていってみようと思います。
ひらがな--- 暖かい、柔軟、優しい、風情、血が通っている、香りがある
カタカナ--- 鮮明、メタリック、無機質、モダン、芸術的、どことなくぎこちない、刺激的
漢字-------- 繊細、脆い、豊か、形式ばっている、誠実、土台
無意識か意識的かはわかりませんが、写真展をした時や映像を作った時は、よく自分の名前をカタカナで書いていました。
でも自分の漢字の名前も好きです。
わたしは文字を使い分けるだけで、その言葉から受ける印象がすごく変わると思うのですが、皆さんはどうですか?
そして、わたしは自分なりに昔からこの面白さを楽しんで来たつもりです。
そして、わたしは自分なりに昔からこの面白さを楽しんで来たつもりです。
例えば、ほたる・ホタル・蛍や、さくら・サクラ・桜。
わたしは撮った写真に名前をつける時に、ぱっと浮かんで来た言葉を当てはめます。
それはひらがなだったり、カタカナだったり、漢字だったり。
英語を喋るようになってから、アルファベットもよく使うようになりました。
そういう時に浮かんで来るアルファベットの単語は、私の中で日本語よりももうちょっと音や憂鬱さを含むようなイメージです。
アイスクリーム屋さんでその日の気分に合わせてフレーバーを選ぶみたいに言葉遊びをもっと楽しめたらなと思います。
皆さんは楽しんでいますか?
---surrounded---
写真、
さくっ:モロッコ
咳とチョコ:フライブルグ
ナチュラルハイ:たぶんクロアチア
ナチュラルハイ:たぶんクロアチア
surrounded:ベルリン
No comments:
Post a Comment